Polygon活用事例 最新動向
Polygon活用事例 最新動向
今回は今年に入って発表された企業でのPolygon活用事例について、主要トピックスをまとめていきます。世界市況の悪化からクリプト業界も冬の時代に突入しておりますが、誰もが知る企業のPolygon活用のニュースも出てきており、今後の展望にも期待が持てそうです。
取り上げる事例
①ディズニー デジタルコレクタブル
②ロビンフット Web3ウォレット「Robinhood Wallet」
③スターバックス「Starbucks Odyssey(スターバックス・オデッセイ)」
これらについて概要をまとめていきます。
①ディズニー デジタルコレクタブル
米ウォルト・ディズニー・カンパニーは今年7月「2022 Disney Accelerator」の参加企業を発表し、その中の一社としてPolygon(Matic)が選出されました。Disney Acceleratorは、「世界の革新的な企業の成長を加速させるために作られた事業開発プログラム」として発足されたもので、参加企業はディズニーとの協業や経済的支援等が受けられるものとなっています。
そしてPolygonとの取り組みの第1弾として発表されたのが、デジタルコレクタブル分野での協業となります。共同で開発するのは「ディズニーの従業員を特別な機会に表彰するための、特別なデジタルコレクタブルに関する概念実証」とされており、まだ詳細については判明していません。
参考:
https://polygon.technology/blog/polygoninsights-for-q3-2022
②ロビンフッド Web3ウォレット
ロビンフッドは新規立ち上げ予定のWeb3ウォレットである「Robinhood Wallet」にPolygonをサポートすることを発表しました。現状はベータ版でのリリースとなっていますが、NFT・DeFIに対応する仮想通貨ウォレットとして、ウォレット内のトークンスワップにガス代を必要しないことや、Polygon基盤のdAppsへのアクセスが可能となる予定です。
参考:
https://polygon.technology/blog/robinhood-selects-polygon-to-launch-web3-wallet-beta
③スターバックス「Starbucks Odyssey(スターバックス・オデッセイ)」
スターバックスは今年9月にPolygonのブロックチェーン技術を活用してWeb3体験を提供する「Starbucks Odyssey(スターバックス・オデッセイ)」というサービスを発表しました。このサービスではスターバックスのロイヤルティプログラム「Starbucks Rewards」に参加するメンバーと米国の従業員向けに提供されます。
NFTでのデジタルスタンプを収集したり、購入が可能となっているとのことで、このスタンプを通じて新しい特典や体験にアクセスできるようになる予定です。本サービス自体はまだ開始されていません。
参考:
https://polygon.technology/blog/starbucks-taps-polygon-for-its-starbucks-odyssey-web3-experience
最後に
クリプト業界では現在厳しい冬の時代が続いていますが、大企業との提携等によって様々なユースケースがPolygon上にてスタートし始めています。ブロックチェーン技術の社会実装にはまだもう少し時間がかかるかもしれませんが、確実に進歩し続けている現実があるので、継続して業界動向をウォッチしていきたいと思います。